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冷却水の役割とは?点検方法や交換時期、交換方法について

冷却水

エンジンが搭載されている車には様々な消耗品が使われています。すぐに思いつく部分としてはエンジンオイルやミッションオイルといった油脂類がありますが、油脂類以外の消耗品としてはウォッシャー液などの水関係の用品もあります。その中でも意外と重要な役割を担っているのが冷却水で、これがないと車にとって悪い影響を与えることもあります。そこで今回は、冷却水の役割だけでなく、冷却水の点検方法や交換時期などについても紹介をしていきます。

エンジン車の構造を再確認してみよう

エンジン

はじめにエンジンを搭載した車の構造を確認していきたいと思います。ここでは主にエンジンの冷却にまつわる話を中心に確認をしていきます。

最近の車は「水の力」でエンジンを冷却している

ガソリンエンジンの構造についておさらいをしましょう。ガソリンを空気と混ぜて点火させ、その際の爆発をエネルギーとして車を動かしているのがガソリンエンジンです。爆発させているということは、それ相応の熱を発します。エンジンの冷却にはエンジンオイルも役割を担っていますが、それ以外の部分では「水の力」を使ってエンジンを冷却しています。エンジンの周囲をホースで囲み、そのホースの中を通るのが冷却水(クーラント)です。冷却水のおかげでエンジンが熱くなりすぎないように保たれています。

(参考)昭和以前の車は「空気の力」で冷却していた

最近の車は前述した通り、水の力でエンジンを冷却していましたが、昔の車は冷却水を用いた冷却が主流ではありませんでした。それでは何を使って冷却していたのかというと、「空気の力」です。エンジンルーム内に空気を取り入れてエンジンを冷却していました。これがいわゆる「空冷エンジン」と呼ばれるものです。
日本メーカーで作られた車で空冷エンジンを搭載していた車は、昭和50年12月に販売を終了したトヨタ・ミニエース、軽自動車では昭和52年7月に販売を終了したホンダ・TN7で、これより以前に作られた車には空冷式の冷却装置が装着されている車があります。

冷却水(クーラント)の役割

冷却水(クーラント)

それでは改めて冷却水の役割について確認をしていきましょう。ここでは冷却水が持つ2つの役割について紹介していきたいと思います。

エンジンが熱くなりすぎないようにする

ひとつ目の役割は、最もわかりやすい役割でもあるエンジンの冷却です。冷却水はラジエター内を循環してホースを通り、エンジンを冷却します。ラジエターは空気を取り入れることで冷却水を冷やし、その冷えた冷却水がホースを通ることでエンジンのオーバーヒートを防いでいます。

冬場はヒーターを動かすために使われる

エンジンが熱くなりすぎないようにする役割をもつ冷却水ですが、冬場に役立つヒーターにも大きな関係性があります。普通のエンジンが搭載されている車の暖房には、エンジンの冷却水を熱源とする「温水暖房方式」を採用しています。冬場に車に乗り込んでなかなか暖かくならない、という経験があるかもしれませんが、その現象は冷却水が温まっていないことが原因です。

冷却水の点検方法

冷却水(クーラント)

次に日常点検の一環として行いたい冷却水の点検方法を確認していきましょう。冷却水が少なくなったといった異常があると、エンジンがオーバーヒートを起こして壊れてしまう可能性も出てきます。

基本的に「目視確認」

冷却水の点検方法は基本的に目視確認となります。冷却水を確認する方法は、エンジンルーム内にある「リザーバータンク」を見て残量を確認する方法が基本です。エンジンが冷えているとき(走行前)と熱い時(走行後)では圧力のかかりが違うため、冷えているときにリザーバータンク内の冷却水残量が「MINとMAXの間」にあれば適正といえます。これより少ない場合には、冷却水を補充するなどして適正量を保つ必要があります。

冷却水の交換時期

カレンダー

それでは次に冷却水の交換タイミングはいつなのか、という点について確認していきましょう。冷却水にも交換時期というものがありますので、知っておくことが必要です。

基本的には「2年に1回」

冷却水の交換は、基本的に「車検ごと(2年ごと)」と覚えておけばOKです。また、最近は冷却水の性能が向上しており、交換サイクルが長くなっている「スーパーロングライフクーラント」というものもあります。このタイプの冷却水が入っている場合は、5年間無交換でも問題ないとされています。

冷却水の交換方法

車の整備

次に、劣化した冷却水を交換する方法を確認していきます。冷却水はただ交換すればよいというわけではありません。エア抜きや洗浄といった専門的な作業が必要となることに加え、抜き取った古い冷却水は産業廃棄物として処分する必要性があります。そのため、自分で交換するというよりもお店にお願いするのが最もベターな方法です。
冷却水の交換は前述した通り車検と同時に整備工場やディーラー、ガソリンスタンドなどで行ってもらうようにしましょう。

冷却水の交換はプロに任せよう

エンジンを冷却する役割を担っている冷却水の交換については、車検と同時に行うことで手間が省けます。信頼のおけるプロに任せて、安心安全なカーライフを送っていきたいものですね。

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