CAR COLUMN - コラム

ハンドルが重い原因と対処法

車に乗っていて「あれ?」と異変に気づきやすい箇所のひとつとして、ステアリング(ハンドル)が挙げられます。その異変の代表的な症状が、「操作が重たくなる」ということです。

遡ること1970年代以前の車には、パワーステアリングというハンドル操作を補助する部品がなく、すべての車のハンドルが重くなっていました。現在はパワーステアリングが標準装備ですので、ハンドルが重たくなると違和感があるのは当然のことといえます。

そこで今記事では、ハンドルが重たくなってしまうことの原因とその対処法について確認をしていきます。

ハンドルが重いと感じる2つの原因

ハンドルが重いと感じてしまうことには、大きく分けて2つの原因が考えられます。その原因は「タイヤ」と「パワーステアリング」によるものです。ここではその2つの原因について詳しく確認をしていきます。

タイヤによる原因

タイヤは車が地面に唯一接している部分です。タイヤが原因となってハンドルが重く感じてしまうということは原因のひとつとして考えられます。

皆さまもご存知かと思いますが、タイヤは空気を入れて膨らましています。その空気が少なくなってしまうとタイヤの接地面積が規定よりも多くなってしまって、ハンドルが重くなります。タイヤの空気圧が既定値以下になってしまっているとハンドルが重くなるだけでなく、タイヤのパンクの原因にもなります。

パワーステアリングによる原因

1トン以上という重さの車を動かすには相当の力が必要ですが、パワーステアリングが発明されたことによってその力を補助してくれるようになりました。そのパワーステアリングの装置そのものに異変が発生すると、ハンドル操作が重くなってしまうということも有り得ます。

パワーステアリングに採用されている2つの方式が、「油圧式」と「電動式」です。2000年代以前の車のパワーステアリングには油圧式を採用していることが多く、それ以降の車については電動式が採用されています。

油圧式パワーステアリングの場合はパワーステアリングオイルによって機械を動かしていますが、そのオイルが劣化したり漏れることによってハンドルが重くなったりもしますし、パワステポンプが壊れたりしてもハンドルが重くなります。電動式パワーステアリングの場合はモーター駆動となりますが、そのモーターに何らかの不具合が発生するとパワーステアリングとしても機能を失ってしまうためハンドルが重くなります。

ご自身の車のパワーステアリングが、油圧式と電動式どちらを採用されているかによってハンドルが重くなる原因も異なるため、どちらの機構を採用されているのかというのを確認しておくといいでしょう。

ハンドルが重くなったときの対処法

次にハンドルが重くなったとき、どうすればよいかということについて確認をしていきましょう。ここで重要なのは、パワーステアリングが走行中に壊れてしまったときに、パニックにならないで冷静に対処できるかどうかということです。事前に読んでおいて、もしものときに備えておいてください。

タイヤの空気圧調整をする

第一にタイヤが原因となってハンドルが重たくなってしまう場合についての対処法です。この場合、パワーステアリングの機構そのものは壊れていないということが大前提となります。

一般的にタイヤの空気圧が低下すると、ハンドルの動きが気持ち重たく感じるレベルとなります。タイヤの空気圧は1ヶ月に一度のペースで点検をすることでこの違和感がなくなりますし、タイヤの空気圧低下は燃費の低下にもつながりますので、こまめに見てあげるようにしましょう。

安全な場所に停車する

走行中に急激にハンドルが重くなった場合は、まずパワーステアリングの機構そのものに異変が起きたと断言しても問題ありません。パワーステアリングが急に機能しなくなるとハンドルを力いっぱい回さないと動かなくなるレベルまで重くなります。

突然このようなことが起きるとパニックになってしまうかもしれませんが、まずは冷静に安全な場所まで車を移動させ、ハザードをたいて停車しましょう。

整備士に見てもらう

パワーステアリングに不具合が発生しハンドルが重くなった場合、力をかけて動かせば自走することは可能ではありますが、慣れない状況下での運転は二次被害が発生するかもしれません。

こういった場合にはロードサービスなどを手配してレッカー移動するとともに、ガソリンスタンドなどに入庫して整備士に車を見てもらうことがおすすめです。

走行中に急にハンドルが重くなったらプロに相談しよう

パワーステアリングの不具合は滅多に起こることではありませんが、起こったときはすみやかにプロに相談してみてもらうようにしてください。少し重くなったくらいの不具合であれば、タイヤの空気圧低下が原因の可能性もありますが、空気圧調整で改善しない場合も同様にプロに見てもらうと安心することができるでしょう。

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